自宅へ戻り、荷物整理をした私は馬車に揺られてイヴァルステッドへと向かう。
エルダースクロールを手に入れるためにブラックリーチまで言った際に集めた
クリムゾンニルンルートを弟子に渡しておこうと思ったからだ。
幸い弟子の住処はリフテンへ向かう道中にある。
弟子にクリムゾンニルンルートを渡し、研究の足しにしてもらう。
そのお礼として、シンデリオンが書いたとされる著書と、特殊な能力をもらうことができた。
25%とはいえ、複製することができるのはなかなかうれしい。
ドーンガード砦付近では、吸血鬼の偵察兵にセラーナがつかまって
陵辱されてしまう。
すぐに偵察兵は始末したが、セラーナは傷心気味で姿まで隠してしまっている。
砦へ帰還。
すぐにイスランへアーリエルの弓を手に入れたことを伝えると、
彼は兵士たちを集めだす。
演説が終わると、みんなはデキソンを残してヴォルキハル城へと向かう。
しばらくデキソンは寂しい思いをすることになるな・・・。
リフテンの馬車でソリチュードへと向かい、
いつものルートでヴォルキハル城まで向かう。
懲りずに難破船付近をまた根城にしている賊共を始末して一泊。
ここは、非常に便利なロケーションだ。
翌朝にも賊に襲われたが、時間減速を使って間一髪で矢を回避する。
その後は感電させておしまい。
ヴォルキハル城へ到着!
みんな準備万端といった面持ちで準備運動をしている。
まずは城門前での戦い。
ガーゴイルや尖兵たちと戦闘になる。
次は内部の掃討。
数的には吸血鬼側に分があるように見えたが、
そこはさすがのドーンガード。吸血鬼特化の装備や魔法を駆使して
ヴァンパイアドッグや吸血鬼を始末していく。
私もここぞとばかりにヘルブレスを連射。
吸血鬼たちを一掃した。
血の滴るタルや、骨が散乱する牢屋など、
とても理解できない光景をいくつも目にすることとなる。
やはり、吸血鬼と人間では到底理解しあうことなど無理なのだろう。
しかしセラーナには嫌悪感を覚えない。それは彼女が我慢しているからなのか。
それとも・・・。
頭の中の雑念を振り払って私達は、ハルコンの待つ最深部へと入る。
ペットというのは私のことだろうか。相変わらずの高慢な父親だ。
話が終わり最後の決戦が始まる。
奴自体の魔力はたいしたことはないが、特有のオーラーによる防御は
非常に厄介だ。しかし私はアーリエルの弓のことを思い出す。
矢によって光にも闇にもなりうるその特性。
太陽を隠すというその独特の能力にばかり目がいっていた私だが
その反対の光を試してみる価値は十分にあった。
私はスノーエルフの彼に作ってもらった光の矢をつがえて弦を引く。
放たれた矢はオーラに阻まれることなく彼の防壁を撃ち抜いて無効化した。
彼は驚愕し信じられないといった顔をする。
闇の能力にばかり目がいっていたのは彼も同じことだったらしい。
すかさず撃ち込んだヘルブレスによってついに彼は倒れた。
死ぬときまで派手なのが彼らしい。
戦いが終わりひと段落すると、セラーナから話があり、今後はドーンガード砦に残って
彼らドーンガードの手助けをする事を私に告げる。
吸血鬼である彼女の助言はきっと彼らの役に立つことだろう。
また、ドーンガードは弓を守ることに重きを置くことにするそうだ。
僧灰っても弓は私の家に置きっぱなしか、持ち歩くことになるので
どちらかというと守るのは私になるような気がしないわけでもない。
ハルコンの遺灰からは珍しいアイテムがいくつか手に入った。
実の父が死んだことで、悲しみを隠しているのかと思われたセラーナだったが
ちゃんと自分なりの考えをまとめて行動していたようだ。
これなら今後も問題はないだろう。
こうして私は彼らとヴォルキハル城で別れ、自分の家へと戻ったのであった。
こんなところで今日はおしまい。
次回はいよいよ魔術探求編最終日です。
記憶を取り戻したその後は女子高生編(記憶統合後)を少々進め、
次は野獣編に進みたいと思っています。