彼女の話によると、ついにシセロが問題を起こしたらしい。
アストリッドをかばって傷を負ったというヴィザラの元へと急ぐ。
皆が彼の周りに集まって怒りにふるえていたが、シセロの急な行動に疑問を持った私は
彼や夜母に対して何かしなかったとアストリッドへ聞いた。
案の定、古い慣わしを捨てて一党を存続させてきた彼女は彼らを軽く扱ってしまったようだ。
シセロの日誌を全て読んで、彼が変わってしまったいきさつを知っている私は
どちらを責めることも出来なかった。
私はアストリッドに頼まれて、彼の部屋で行き先の手がかりを探していると
まだ新しい彼の日誌を見つけた。
行き先はドーンスターの聖域・・・。既に破棄されている場所だ。
私は日誌を彼女へ私と、ドーンスターの聖域へと向かう準備を始める。
アストリッドはシャドウメアという馬を使うようにいっていたが、
聖域の近くに馬なんて止まっていただろうか、そう思いながら聖域を出た。
すると驚いたことに聖域前の真っ黒だった池が突然泡を吹き出し始め・・・やがてそこに馬が現れた。
しかし、ラッヤが歩いているというのに私だけ馬に乗るというのはどうにも性に合わない。
助けてほしいときに置き去りにしているようでは本末転倒だからだ。
私はシャドウメアをそのままにして聖域を出発した。
リバーウッドでは、食料品を手に入れるとともについでに水浴びをしていくことにする。
このあたりは景色に恵まれていて本当にベストスポットだ。
今回使う石鹸はスプリガンの樹液を使った石鹸で、体を綺麗に洗うことが出来るだけでなく
動物が友好的になるという便利な効果つきだった。
ホワイトランの馬車に乗り込む前に、アストリッドからもらったオラヴァザの記章をみせて
占ってもらうことにする。彼女はなにやらぶつぶつと独り言を言うと、
ディープウッド要塞に古代の暗殺者の遺体があり、その装備を得ることが出来るだろうと
教えてくれた。近くを通る機会があれば是非訪れようと思う。
また、レベルが上がっていたので両手剣を強化する。
横なぎをすることで狼などの群れ相手でも手間取ることはなくなるだろう。
ドーンスターへと到着した私は、そのまま聖域へと向かうが
その入り口でアーンビョルンを見つける。
彼は痛く負傷しており、同じ程度の傷をシセロにも負わせたと言った。
私はすぐにシセロを追って聖域内へと侵入する。
いったいどこから話しているのかは分からないが、シセロの声がする。
聖域内はガーディアンたちで溢れていて彼の声にこたえている暇はない。
私達は手強いガーディアンたちを倒しながら聖域の奥深くへと進んでいった。
ガーディアンに犯されるという意外なトラブルこそあったものの、
私達はついにシセロを追い詰めた。
殺さないでくれ、と彼は懇願する。正直、私も何故この聖域までやってきたのか分からない。
アストリッドの運営する闇の一党としては彼の殺害は絶対であろうが、
彼は夜母の守り手であるし、アストリッドに非がないわけでもない。
そして何より彼のいきさつを知る私はとうとう彼を殺すことが出来なかった。
今まで任務のためであれば誰であろうと容赦なく殺してきた私ではあったが
やはり人の歴史を知ってしまうのはきつい。
私は彼に声をかけることなく無言でその場を立ち去り、聖域を後にした。
ドーンスターは馬車が来ていないためどうしたものかと思っていたが、
海岸沿いで岸渡しを発見。幸運にもウィンドヘルムまで乗せてもらうことが出来た。
満身創痍でウィンドヘルムへとたどり着いた私は宿屋へと直行する。
さすがに今日はいろいろなことがありすぎた。さっさと床に入って体を休めたい。
私は宿屋の主人へと宿泊費を払い、そのまま自室へと直行する。するが・・・。
入って目に映ったのは禿げたおっさんのオナニーショーだった・・・。
この後の記憶は正直覚えていない。
ウィンドヘルムの馬車にて聖域へと戻った私は、アストリッドに対して嘘の報告をする。
このリスクがかなり高いことは分かっている。分かってはいるが・・・今はこうするしか選択肢はなかった。
40日目はこれでおしまい。
次回は美食家を求めて情報を集めに旅立ちます。